武器になる救急看護認定看護師の資格

スキルアップとして資格を取得することは看護師としての成長につながり、転職の幅を広げるための武器としても役立ちます。

具体的な資格として挙げられるのは、「救急看護認定看護師」です。この資格は、一刻を争う救急の場面において、瞬時に患者の全身状態を観察し、情報を把握することで処置に必要な情報を予測し行動できることを証明する資格です。
また救急外来において、患者の重症度に応じて診察する順番をコーディネートし、すぐに治療が必要な患者を優先する役割も担います。このシステムの事を院内トリアージと言い、この院内トリアージを行い瞬時に診療を行う順番を決めるのも、救急看護認定看護師の重要な仕事です。
この他、災害が発生した際に医療機関の復旧に全力を尽くす必要もあります。災害時には外来患者が病院に押し寄せてくるので、トリアージを実地し外来患者の治療や療養環境などの整備などを行い、他の医療機関との連携を取ることも求められます。

救急看護認定看護師の資格を取得するには、看護師免許を取得していることが条件です。そして救急看護認定看護師の教育課程を修了し、認定試験に合格する必要があります。また、看護師としての実務経験が5年以上必要になります。

目まぐるしく変化する医療現場において緊急を要する患者に対して適切な処置を行い、重症度を瞬時に判断し処理や診察の優先度を整えることが、救急看護認定看護師の主な仕事内容になります。この資格を取得することで看護師として大きく成長し、さらに活躍の場を広げることができるでしょう。